web系のプログラマーは、プログラマーの中でも未経験者が比較的転職しやすい職種だ。
webは今後も発展していくことは間違いない。今プログラマーに転職を考えるなら、webプログラマーはオススメである。
プログラマー養成講師である筆者が、webプログラマーになるための方法を段階的に紹介していく。
目次
webプログラマーに必要な知識をつける
webプログラマーになるには、まずはプログラミングの知識を習得する必要がある。
webサイトを作成する場合は、HTMLとCSSというプログラミング言語を習得すれば基本的なものは作成することが出来る。
そして、この2つはプログラミングの中で簡単な言語なので、初心者の方でも安心して勉強が出来る。
webプログラマーに必要なプログラミング言語
Webプログラマーに必要とされるプログラミング言語は、以下の通りである。
webプログラマーが使用する主な言語
HTML(必須)・CSS(必須)・JavaScript(ジャバスクリプト)・Java(ジャバ)・PHP・Python(パイソン)
まず最初は、一番基本的で重要な、「HTML」と「CSS」をマスターしよう。
これらは、比較的簡単なプログラミング言語なので、市販の書籍やネットを使って独学でも十分に勉強が可能だ。
基本的な知識なら一週間、じっくり勉強しても1ヶ月程度でマスターできる。
また、オンラインプログラミングスクールで有名な「テックアカデミー」では、webプログラミング体験講座が無料で提供されている。その中で、HTML・CSS・JavaScriptとサイト作成の流れを学ぶことが出来る。
無料とは言え、1週間がっつり学べて、分からいない部分や質問や相談も出来るので、独学は不安な方にはおススメだ。
webデザインも学ぶと仕事の幅が広がる
web制作を行う場合、デザイン能力がある人は重宝される。
綺麗なバナー(広告画像)などが作成出来れば、webデザイナーとしての仕事も広がるので、デザイン面が好きな方、webプログラマーの仕事の幅を広げたい方には勉強をおすすめする。
プロがバナーを作成するときは、有料のソフトであるillustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)が良く使用される。ただし、これらのソフトは月額使用料が約5万と、初心者には高額なのがネックとなっている。
ただ、illustratorやPhotoshopが利用できるデザイナーは重宝されるので、webプログラマーに転職した後のステップアップとして覚えておいて欲しい。
求人紹介付きの、無料プログラミングスクールもある
近年、プログラマーが不足している現状から「無料でプログラミングが学べ、求人を紹介してくれるサービス」もある。
その中で、webプログラマー専門のスクールは「GEEK JOB(ギーク ジョブ)」と「0円スクール(ゼロスク)」である。
「GEEK JOB(ギーク ジョブ)」は東京、「0円スクール(ゼロスク)」は東京・札幌・仙台・福岡・神戸にスクールが開校されているため、通える方は大きなチャンスである。
無料プログラミングスクールに関しては、「転職支援付き、無料プログラミングスクールの徹底比較【転職プロが解説】」の記事で詳しく紹介している。(※webプログラマー以外も含む)
webプログラマーの仕事を探す
未経験者がwebプログラマーに転職する場合、ハローワーク経由などの一般的な求人では採用率が低い。
プログラマーは技術職なので、なかなか未経験者は採用されにくいのは仕方が無いかもしれない。
ただ、経験を積んでいけば転職や独立で好条件で働ける可能性がある職種なので、最初から高望はせず、成長期間だと思って仕事を探す方が賢明だ。
IT業界に強い転職サイトや転職エージェントを利用することで、採用されやすくなる。
また、webプログラマーの仕事は、会社に所属しなくても、ネット上で顧客から請け負うことも可能だ。
おススメの就職活動方法は、「ネットで仕事を取って経験と実績を積みながら、IT業界に強い転職エージェントを利用して就職先を探す」方法だ。
ネットで仕事を取りながら仕事を探すメリット
- 一定の収入が得られるので、就職活動に対する焦りが抑えられ、落ち着いて就職活動に挑める
- 経験と実績が詰めるので、経験者として就職活動でアピール出来る
- IT業界に特化した転職エージェントを利用することで、高い確率で採用に至る
ネットで仕事を取って経験と実績を積む
インターネット上でwebの仕事を取ってくる場合は、「クラウドワークス」などの仕事仲介サービスを利用する。
仕事を依頼したい人・仕事を受けたい人を仲介するサービスで、プログラムやweb制作の仕事はもちろん、イラスト制作や記事作成、アンケート集計など、色々な仕事をネットで受注することが出来る。
webプログラマーの中には、フリーランスとして在宅でこれらの仕事を受注し生活している人も大勢いる。
良いクライアント(仕事の依頼主)と知り合い、信頼関係が構築出来れば単価アップの交渉を飲んでもらえたり、好条件の案件を回してもらえたりすることもある。
未経験のウチは、単価の低い案件からのスタートになるが、経験を積むという意味では良い経験になるだろう。
IT業界に強い転職エージェントを利用する
公的機関のハローワークや、インターネット上の転職サイトでも、webプログラマーの求人案件は取り扱っている。
しかし、未経験者が単独で応募しても採用されにくい部分がある。
そのため、就職へのフォローを手厚くしてもらえる、転職エージェントを利用することをおすすめする。
特に、「IT専門転職エージェント @PRO人(アットプロジン)」などのIT業界に強い転職エージェントを厳選して利用することで、転職成功率はかなり高まるだろう。
一般に公開されていない、エージェント独自の求人が紹介してもらえたり、履歴書や職務経歴書の作成アドバイスをしてもらえたり、専門スタッフによる手厚いフォローが受けられる。
また、転職エージェントは紹介先の企業から紹介料をもらうシステムなので、求職者(あなた)側は、無料でサービスを受けることが出来る。
IT業界に転職するときに、登録しておきたい転職エージェントは「プログラマー育成講師がおススメする!転職エージェント3社」の記事で詳しく紹介している。
経験を積んだ後は、フリーランスで高収入も
webプログラマーの良いところは、初心者でも学びやすいプログラミング言語からスタートが出来て、勉強と経験を重ねることで高度な技術を持つプログラマーに成長できるところだ。
企業に勤務するプログラマーの中で、Webプログラマーの給与面は高い方では無い。
しかし、Webプログラマーはフリーランスという働き方と相性が良く、独立して自分で仕事を確保し、中には高収入を得ている人も多い。
Webは今後も発展していくことは間違いない。
あなたがWebプログラマーとしての転職を成功させ、数年後には第一線で活躍することを願っている。