大学を卒業したものの仕事につかず、求職もしないで生活している、いわゆる「高学歴ニート」が増えてきている。
仕事に就かない、あるいは就けない理由は幾つかあるだろうが、その中でもコミュニケーションに不安を感じている場合が多いのでないだろうか。
今回はニートからプログラマーになるためには何が必要か、どうすればよいかを探ってみる。
目次
ニートはプログラマーに向いているのか
ニートはプログラマー向きだと言える。その理由はプログラミングは基本的に孤独な作業だからである。
もちろんチーム作業で話し合わないといけない場面もあるが、コーディング、デバッグは単独の作業となる。それでもどうしても自分で解決できない場合は上司、先輩・同僚などに聞くしか無いが、そのようにしてコミュニケーションを取れば自然にできるはずである。
また、プログラマーには学歴は関係ない。プログラミングさえできれば、後は最小限のコミュニケーション能力があれば、仕事はできる。もちろん、プログラミングの能力は示させねばならないが、それさえできれば就職できる可能性は高い。
背景には少子化の影響もあり、プログラマーの人材不足という理由もある。才能があれば、積極的に採用したいという会社はあるはずだ。
ニートからのプログラミング勉強法
ニートからプログラマーになるためには、独学、又はスクールに通うなどの方法がある。それぞれの特徴を見ていこう。
独学でプログラミングを勉強する
独学でプログラミングを学び作品を創り、就職につなげる方法がある。独学なので費用は最小限に抑えることができるだろう。デメリットとして時間がかかるという点が挙げられる。
独学なので解らないことがあっても、自分で解決をしなければならない。何ということはないエラーやバグでも解決するのに、予想以上に時間がかかってしまう場合がある。独学でも適応力が高い人であれば、それなりのスキルを身に付けることができるだろう。
スクールを利用する
学習の費用は独学よりもかかるが、結果的にスクールを利用した方が、効率よく学習ができる。実際に教室に通っての授業を受けるのが一番良いが、自信の無い方は、オンラインスクールという方法もある。
オンラインの方が実際に通うより安価で、時間も好きな時間に受講できるというメリットがある。オンラインでもサポート体制はあるので、解らない事はメールやオンラインチャットなどで聞くことがきるので、独学よりは効率がよい。
ニートからプログラマーを目指す!注意点と成功のポイント【転職プロのアドバイス】
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ニートがプログラミングを勉強するメリット
プログラマーを目指すにおいて、ニートならではの強みがあるのではないか。プラスになる点を考えてみよう。
ニートは時間がある
プログラミングでなくても、勉強する時間があるのは強みである。時間を有効に使うことができれば、プログラマーへの道もぐっと近くなるだろう。ただ、時間管理ができないと、かえって効率が悪くなることは意識しておくべきだ。
個人作業が多い
前述ようにプログラミングは基本的に個人差業が多いので、仕事に集中できる環境があれば、ニート経験者にとっても好都合ではないだろうか。実はプログラマーになる人は、この個人差業が向いている人が多い。
仕事に必要な最小限のコミュニケーション能力さえあれば、あとはプログラミングに集中すればよいのである。
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就職が直ぐ決まらない場合
もちろん求人に応募しても、不採用になることもある。場合によっては何社も不採用になって落ち込むことになる。その場合は一旦落ち着けるために、特に希望する会社がある場合を除いて、求職活動を止めてもかまわない。
大事なことは、不採用になった原因を自分なりに分析しておくことだ。特に面接試験の対応は重要だ。なぜ仕事をしていないのか、などニートになった理由を聞かれることもある。家族や友人に頼んで、面接練習をしておくことをお勧めする。聞かれそうな質問事項を想定して、予め練習しておくのだ。
不採用になって落ち込むなというのも無理な話だが、仕方がないと割り切って、反省点を修正して次に進むべきだ。一度の採用試験で合格することの方が稀なのである。世の中には就職活動で、何社も落とされた人はたくさんいるはずだ。苦労しているのは自分だけではないと考えて、とにかく前に進まないと、何も決まらないことを肝に銘じておこう。
ニートからプログラマー
一般的にニート期間が長くなるほど、就職は難しくなる。その間何をしていたかという説明が、次第に困難になる。なので、できるだけニート期間は短い方がよい。
ニートから抜け出したいという気持ちがあるなら、あなたはその時点でニートではない。なぜなら、就職の意思があるからだ。後は行動あるのみである。その行動が上手くできずに悩んでいる人も多いだろうが、その一歩が踏み出せるか、出せないかで人生が変わることをかんがえたら。やるしか無いと腹をくくることだ。
幸いプログラマーはニートからの就職・転職には向いている職業だ。後から後悔しないためにも、今できることをためらわないでしていくことが、ニートからの脱出につながる。
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