プログラミング言語の勉強法

Pythonの資格の種類と難易度、取得のメリットを講師が紹介

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資格試験に合格することは、客観的に実力を証明することができる手段として有効である。

特に実績のない初心者ほど資格を取得して、就職や転職を有利にしたいものである。

Pythonにおいても、人気の影響を受けていくつかの資格試験がある。今回はPython試験の種類や試験対策について解説していく。

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Pythonの資格について

では Pythonではどのような資格試験があるのだろうか。資格試験の種類毎の紹介していく。

Python 3 エンジニア認定基礎試験

まずは、Pythonの基礎的な知識・技能を問う試験から紹介する。

主催団体

一般社団法人pythonエンジニア育成推進協会

概要

Pythonの基礎文法を問う試験である。テキスト教材である「Pythonチュートリアル 第3版」から出題される。

テキストの各章の出題比率も試験サイトで公開されているので、比率の高い章から重点的に覚えると効率的である。

難易度

テキストを中心に繰り返し学習するのがメインの勉強方法になるが、Web教材などで補足しておけばよいだろう。

制御構造や、データ構造など基礎的な内容を理解しておけば十分合格できるレベルである。

過去問題

過去問題は現在のところ公開されていない。過去問題がなくても合格レベルの知識を付けることは十分可能だろう。

日程

通年試験となっているので、特定の日に試験をするわけではない。試験日程は、試験会場となる認定スクールによって決められる。

また、試験形式はCBT試験となり、パソコン上で行われる。

Python 3 エンジニア認定データ分析試験(※2019年夏開始予定)

次に、上級資格試験を紹介する。

主催団体

上記のPython 3 エンジニア認定基礎試験と同じ。

概要

2019年夏、開始予定の資格試験である。データ分析試験なので、主に機械学習などのライブラリの使い方をマスターしているかが問われる試験になる。

こちらもテキスト中心の学習となる。出題比率も公開されているので、出題頻度の高い項目を重点的に学習する必要がある。

難易度

公開されている出題比率では、scikit-learn、pandas、NumPyなどのライブラリの出題比率が高くなっている。ライブラリを使った分析実践の知識がポイントになるので、テキストはもちろん、実際にライブラリ実装してのトレーニングも積んでおいた方がよいだろう。

まだ試験が始まる前なので何とも言えないが、合格については、ライブラリの実装経験があった方が有利に違いない。

過去問題

まだこれからの試験なので、存在しないが、実施後の公開についても未定である。

日程

試験形式はCBT試験となっているが、試験日程もまだ未定である。

Python 3 エンジニア認定基礎試験 試験申込みの手順

具体的な試験の申込み方法から受験、合否発表までの手順を確認しておく。

試験会場を探す

試験の申し込みは、直接試験会場に申込むことになっている。まずは、最寄りの試験会場を探すことからはじまる。

主催団体とは別に、試験を実施している団体は別にある。http://cbt.odyssey-com.co.jp/pythonic-exam.html(オデッセイコミュニケーションズ・テスティングサイト)にアクセスすることで、全国にあるオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター(試験会場)が検索できる。

試験実施日は試験会場によって異なる。試験実施日の確認、または希望の試験日があれば直接試験会場に問い合わせる必要がある。

試験IDの登録

受験するには、「Odyssey ID」といわれる、試験実施団体のIDを登録しなければならない。オデッセイコミュニケーションズ・テスティングサイトで無料登録ができるので、必ず試験日までに登録しておく必要がある。

ちなみにID登録は一度しておけば、その後は受験の度に使用可能となる。

試験当日

指定された持ち物を携帯して、受験会場での試験となる。当たり前だが、試験開始時間に遅れないように、余裕をもって試験会場に向かおう。

試験結果

試験時間は60分で、試験結果は試験終了後、その場で得点が表示される。合格ラインは正解率70%以上となる。その場で分野別の得点率などが表示された試験結果レポートが渡され、合格者には後日改めて合格証書が郵送される。

資格取得のメリット

冒頭にも書いたが、プログラミングスキルを客観的に証明できるのが最大のメリットと言える。このことは、とりもなおさず就職や転職に有利に働く。

またクラウドソーシングでの受注を考えている場合でも、実績のない初心者こそ資格取得を考えるべきである。というのも、受注実績がないのであれば、資格取得が唯一、実力証明できる方法となるからだ。

資格試験合格へのポイント

資格試験を効率よく取得するためには、それなりの勉強方法がある。効率ばかりを追求してもいけないが、ポイントを押さえた勉強をすることで、技能としても使える資格となってくる。

出題範囲を把握する

まず、試験に出題される範囲を確認しなければならない。要は試験に出る範囲を重点的に学習するためだ。実務には必要な機能などもあるだろうが、試験に合格することを第一に考えた場合、出るところだけに絞って学習した方が効率的だ。

繰り返し学習する

もちろん繰り替えしの学習が基本だ。テキストを1回目は全体を流す感じで理解し、2回目以降は分からないところを中心に理解できるまで繰り返すのが理想だ。しかし、試験までにあまり時間の余裕がない場合は、理解できているところの再確認を中心にした方がよいこともある。

Web教材・オンラインスクールを活用する

テキスト以外にWeb上の教材やオンラインスクールが多数展開されている。無料で入手できる情報も数多く、これを活用しない手はない。複数のサイトから自分に合ったサイトを見つけて上手に活用することで、効率の良い勉強ができるだろう。

気に入ったオンラインスクールがあれば、有料登録をすればより詳しい情報が得られる。リーズナブルな料金プランのスクールもあるので、コストパフォマンスを考えてスクール選びをすることだ。

継続した学習を心がける

学習する時間は、なるべく間隔を開けないようにするべきだ。その方が学習内容の定着率もアップすると考えられる。空き時間を利用することを考えて、テキストは基本的に持ち歩くことをお勧めする。短時間でも集中して学習することで習熟度がアップする。

資格取得した後は、技術を磨く

まずは、資格取得が目的なので、その為の学習方法を優先することは否定しないが、資格取得後のことを考える必要がある。「試験に合格するための勉強」に終始してしまうと、それだけでは資格は取得したが、実際のプログラミング技術が身についていないというケースは往々にしてあることだ。

資格取得時の学習方法に少し工夫を加えることで、その後の技術習得にも生かされる方法がある。その言語のポイントとなる機能は資格試験にも出題されやすい。実際にその機能についてはプログラミング時に必要な機能となってくることが多い。そこを意識して学習するだけで、資格取得を実務に活かせるような学習ができるようになる。

また、初級資格を取得した後は、あまり間を開けずに積極的に、上級資格取得を目指すことを心がけたい。「鉄は熱いうちに打て」というように、継続性を持たせることが重要である。生きた資格にするためには、資格取得後も知識・技術の研鑽に務めることだ。

Pythonの資格試験は今後どうなる

Pythonの資格試験はまだ少ないが、今後人気の上昇に伴って増えてくる可能性があり、まだまだこれからも注目していかなければならないだろう。試験の数が増えると、認知度や難易度を考えた上で、どの資格試験を受験するのか考えることも必要だ。

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水瀬

当サイトの管理者。ITエンジニア系の職業訓練講師として、約15年間・1000人以上の転職希望者への教育と転職支援を行う。(職業訓練指導員免許 保有) 現在はフリーランスとして、プログラマーの新人教育・プログラミング講師・キャリア形成支援・Webサイト運営を行っている。(取得言語:C+/Java/PHP/Ruby/HTML/CSS/Javascriptなど)

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