プログラマーへの転職を目指す方で、将来フリーランスを希望する人も多い。
ちなみにプログラマー育成講師をしている私自身も、現在はフリーランスとして働いている。
「1週間のうち4日働き、2日は家族と過ごし、1日は自分の趣味」という日々を続けることが出来ているのは、フリーランスならではで、とても充実している。
今回は、プログラマー育成講師の経験をもとに「未経験者がフリーランスエンジニアになるためのステップ」を紹介していく。
(参考)記事内で紹介するサービス |
>>侍エンジニア塾 ・有料プログラミング(Web系)スクール ・フリーランス育成に力を入れている。 ※会社に就職せずに、フリーランスを目指す場合に最適 |
>>クラウドワークス ・仕事の仲介サービス(登録無料) ・フリーランスが仕事を受注するために利用される |
>>GEEK JOB スピード転職コース ・無料プログラミング(Web系)スクール ・就職先を紹介してくれる。 |
>>TechAcademy(テックアカデミー) ・有料のオンラインプログラミングスクール ・就職先を紹介してくれる |
目次
未経験者がすぐにフリーランスエンジニアになれるのか?答えはYes…しかし。
「すぐにでもフリーランスとして働きたい」という方もいるだろう。
未経験者が、すぐにフリーランスエンジニアになれるのか?
答えは「Yes」である。
現在は「 クラウドワークス 」など、ネット上で「仕事を頼みたい方」と「仕事を受けたい方」をマッチングするサイトもある。
プログラミングの仕事はもちろん、記事の作成やイラスト作画など、様々な仕事が募集されているので、登録すればすぐにでも仕事を受けることが出来る。
ちなみに私の妻はプログラミングはできないが「 クラウドワークス 」で簡単な記事を書く仕事をして、ヘソクリを稼いでいる。
(いくら稼いでいるかは教えてくれないが、この間ブランドのバッグを買っていた・・・)
登録は無料なので、今後フリーランスを目指すのであれば、どういう仕事があるか(どの程度の金額で受発注されているのか)、一度チェックして見るだけでも参考になるはずだ。
フリーランスエンジニアになれても、稼げなければ意味がない
昔に比べ、未経験者でもフリーランスエンジニアになる土壌は整っている。
しかし、気を付けたいのは「フリーランスになれる=フリーランスとして生計が立てられる」では無いということだ。
フリーランスになることは簡単だ。
ただ、毎月収入に不安の無い生活が出来るだけの仕事を確保し続けることは、とても難しい。
会社に所属していた時に受けていた厚生年金の加入や健康保険の一部負担などの、会社員ならではの恩恵もフリーランスでは受けることが出来ない。
会社員であれば一定額の給与支給は保証されており、ボーナスも出るだろう。
これらの保証も、フリーランスになれば無くなる。仕事が無かったら、報酬ゼロも充分にあり得るのだ。
フリーランスとして生活をして行きたければ、「月30万円(年収360万円)」は最低稼げないといけない、と考えた方が良いだろう。
年収360万円といっても、保険や税金を自分で全額負担する必要があるため、手元に残る額は同じ年収の会社員より少ないと考えておこう。
「月30万円稼げる」フリーランスエンジニアを目指そう
未経験者であってもフリーランスになることは出来る。
「 クラウドワークス 」などを利用して、仕事を取ってくることも可能だ。
しかし、未経験者が信頼関係が構築されていない他人に、最初から好条件の仕事をもらえる事は無い。
最初の間はお小遣い程度の仕事しか稼げない可能性も高いことを覚悟しておこう。
そして慣れないうちは、1つの案件をこなすのにも時間がかかる。
そのため、生活が出来る位の金額を稼ぐためには、かなりの労働時間が必要になるだろう。
それでも2年~3年は下積み期間として、確実に仕事をこなしてクライアントとの信頼関係を築くうちに、徐々に良い案件の仕事を受けることが出来るようになる。
また、フリーランスエンジニアとして大きく稼いでいる人は、前に勤めていた会社など、横の繋がりから仕事を請け負う事が多い。
未経験者は、そういったツテが無いために、「仕事の確保」が一番の課題だ。
無謀にフリーランスを目指して、路頭に迷って欲しくは無い。
どの位の収入で満足するかは人によるが、まずは最低限の生活を確保するため、「月30万円」稼げるフリーランスエンジニアを目指そう。
現役フリーランスプログラマーの年収公開!
現役でフリーランスプログラマーとして活躍している方に、年収アンケートを実施ました。
フリープログラマー4年目で、年収700万円。常にスキルアップする気持ちが大事。
30代男性
種類:Webプログラマー
スキル:HTML/CSS/JavaScript/PHP
年収:700万円
企業プログラマーとして4年勤務した後、フリープログラマーになって4年目です。
企業プログラマー時代の年収は500万円ほどでしたが、フリーランスになって1年目は250万円ほどと半分に落ち込み、正直とても焦りました。
しかしコツコツと丁寧に仕事をこなしていくうち、信頼関係が構築されてリピートで依頼してもらったり、口コミで他のお客様を紹介してもらえるようになりました。今では会社員時代の年収を超えることが出来ています。
初心者からだと最初は苦労すると思いますが、フリーランスは自分次第です。努力と経験を積み重ねて、私より高い収入を得ている人も沢山います。
大事なのは、常に新しい知識を習得していくこと、お客様とのコミュニケーションを大事にすることだと思います。
30代女性
種類:Webプログラマー
スキル:HTML/CSS/JavaScript/Python
年収:400万円
半年間、オンラインスクールで勉強した後にフリーランスのWebプログラマーになりました。
お客様との仕事のやり取りは、メールやチャットなどが多いので、相手へのヒアリングをきちんとし、コミュニケーションギャップを感じさせないように努めることが大事だと感じています。
また、常に新しい言語やフレームワーク、表現などをとにかく学ぶようにしています。
最初は簡単な言語から初めて良いと思います。(私もHTMLから四苦八苦して覚えました)
徐々に新しい言語を覚えて、出来ることを増やせば「スキルが足りないから断る」ということが無くなり、自然に収入UPしていきました。
今は子供が小さいので少し仕事をセーブしていますが、もう少し大きくなったら、もっと上を目指したいです。
未経験者からフリーランスエンジニアを目指す!ベストなステップ
未経験者からフリーランスエンジニアを目指す場合、
- 会社に就職せずに、すぐにフリーランスになる方法
- 会社に就職して数年の経験を積んだ後、独立する方法
の2つの選択肢がある。
私は、出来ればプログラマーとしてIT企業に数年勤務することをおすすめしている。
遠回りになるような気がすると思うが、確実に力がつく方法であり、長い目で見ると将来的には大きく成功しやすい。
しかし・・・
「会社勤めをしたくないから、フリーランスになりたいんだ!」
という気持ちも良くわかる。
会社に勤めることが出来ない事情の人も、いるだろう。
そこで今回は、「企業に就職せずに、フリーランスを目指す方法」と「企業に就職した後、独立する方法」の2パターンで最適な方法を紹介する。
会社に勤めず、最短でフリーランスを目指す場合
フリーランスプログラマーを目指す場合、「プログラミングの習得」と「仕事の確保」という、2つの壁がある。
その壁を最短で乗り越え、フリーランスエンジニアになるには「 侍エンジニア塾 」のように「フリーランスプログラマーを育成する専門のプログラミングスクール」を利用するのが、一番の近道である。
「 侍エンジニア塾 」は、プログラミングスクールの中でもフリーランスプログラマーの育成にも力を入れている。フリーランスコースがある。オンラインで全国受講可能
企業勤めをせずにフリーランスエンジニアになる場合の、一番の問題は継続的な「仕事の確保」である。
現在は「 クラウドワークス 」などの仕事仲介サービスがあるので、フリーランスでも仕事を取ってきやすい。
しかし、最初のうちは安い案件が中心になり、1つの仕事をこなすのにも時間がかかるため、かなり苦労する。
そこで、受講料はかかるが「 侍エンジニア塾 」のように、フリーランスエンジニアの育成に力を入れているプログラミングスクールを利用することをおススメする。
「 侍エンジニア塾 」では、プログラミングが習得できるのはもちろん、フリーランスとしての独立支援サポートを受けることが出来る。
プログラミングスクールの中でも、フリーランスエンジニアを目指す人へのサービスが充実しており、専門のフリーランスコースもある。
未経験のフリーランスエンジニアの一番のネックである「仕事の確保」を、かなり助けてくれるはずだ。
企業に勤めず、はやくフリーランスになりたい!という方は、一度チェックすることをおススメする。
企業で数年経験を積んで、じっくりフリーランスを目指す場合
会社で数年エンジニアとして働くことで、実務経験を積むことが出来るのはもちろん、会社とのコネクションが出来る。
信頼関係を培っておけば、上司や先輩、同僚から仕事を紹介してもらえるパターンも多い。
遠回りなようだが、将来的には大きく成長できるメリットもある。
プログラミングの学習と就職
IT企業にエンジニアとして就職出来れば、独立するために必要な実務経験を積むことが出来る。
しかし、未経験者がすんなりエンジニアとして転職できるかといえば、それもまた難しい。
そこで、転職支援付きのプログラミングスクールを利用すると「プログラミングの習得」と同時に、「高確率でITエンジニアへの転職」を成功させることが出来る。
転職に強いスクールを2社紹介するので、参考にしていただきたい。
(参考)転職サポート付きプログラミングスクール |
>>GEEK JOB スピード転職コース ・無料プログラミング(Web系)スクール ・就職先を紹介してくれる。 |
>>TechAcademy(テックアカデミー) ・有料のプログラミングスクール ・オンラインのため全国で受講可能 ・無料体験コースがある ・就職先を紹介してくれる ※同系列の転職サポートで転職成功すると、受講料キャッシュバックあり |
無料プログラミングスクールに関しては「転職支援付き、無料プログラミングスクールの徹底比較【転職プロが解説】」の記事で紹介している。
転職支援付き、無料プログラミングスクールの徹底比較【転職プロが解説】
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30代以上でエンジニアを目指す方は「30代未経験者がプログラマーに転職するためのアドバイス【PG転職プロが解説】」の記事を参考にして欲しい。
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独立するまで、企業での修行期間
企業に就職が出来たら、数年間はフリーランスになる前の下積み時代と考えよう。
下積み期間は、2年~10年と人によって幅がある。
企業に勤めたくないからフリーランスを目指すわけで、この期間は辛いと思うが、企業に数年勤務するメリットは大きい。
企業に勤務するメリット
- プログラミングの実践力が付く
- 先輩に教えてもらえる
- 個人では出来ない、大きなプロジェクトに参加出来ることで実績が付く
- 独学でのコーディングによる悪いクセなども直してもらえる
- プログラマー仲間を増やすことが出来る
- 横の関係を構築することで、将来仕事を回してもらえる可能性がある
特に一番大切なのは、「横の関係を構築することで、将来仕事を回してもらえる可能性がある」という部分である。
フリーランスになった後の、一番の課題は「仕事の確保」であるが、大きく稼いでいるフリーランスエンジニアは、実際に仕事を一緒にした仲間(上司・同僚・取引先など)から仕事を紹介してもらうパターンが多い。
実際に、私自身もフリーランスとして働いているが、以前勤めていた会社から定期的に依頼を受けている。
お互いに知った間柄なので、信頼関係が構築されているため、好条件の仕事が舞い込むケースが多いのも、この横の繋がりからの仕事である。
企業勤めの下積み期間は苦労することも多いと思うが、将来のことを考えて周囲の人を大切にし、在職中に良い信頼関係を気づいておくことをおすすめする。
副業がOKであれば、個人で仕事を受けてみるのも良い経験
自分がフリーランスになった時に、どれくらいの年収が見込めるかは、なかなか算出が難しい。
安定した会社員から独立するときに、一番考える不安な面は「収入」面であろう。
プログラマの知識と経験を詰めば、比較的単価の高い仕事を「 クラウドワークス 」などを経由して取ってくることが可能だ。
もし、副業OKの会社であれば、練習で個人で仕事を受けてみるのもおすすめする。
会社員時代は、与えられた仕事をこなせば一定額の給与が入る。
しかし、フリーランスになれば、仕事の量や質によって報酬が変わってくる。
今の自分の実力で、どの程度稼げるのか予想するためにも、何度か仕事を受けてみるのも良い経験になるだろう。
また、副業NGであっても「 クラウドワークス 」内で、どういう仕事がどれくらいの単価でやり取りされているのかをチェックするだけでも、かなり勉強になるのでお勧めだ。
独立してフリーランスへ
企業で下積み時代を経験し、知識・経験・実績がついたら、晴れてフリーランスとなる。
この時、会社を退職する際に「最後だから」と、上司や周囲に不満をぶつけて「立つ鳥後を濁しまくって」退職する人がいる。
しかし、先にも述べたのように、フリーランスエンジニアに横の繋がりは非常に重要である。
IT業界も、広いようで狭い部分があるため、悪い評判が経つと、フリーランスとしての将来も危うくなってしまうだろう。
退職するときは特に、周囲の方に感謝を伝えておくことをお勧めする。
フリーランスエンジニアになるには、今がチャンス
2022年1月現在、プログラマーを中心としたITエンジニアが不足しており、いまだ解消されていない。
そのため、プログラミングスクールも充実しており、転職もしやすい状況となっている。
また「 クラウドワークス 」などのサービスを利用して、経験が浅くても仕事を受けやすい状況だ。
プログラマー養成講師として10年以上、IT業界を見てきたが「フリーランスエンジニアを目指すなら、今が最大のチャンス」だと思っている。
あと数年もすれば、IT教育を受けた若者たちがどんどん社会に進出してくる。
また、副業解禁の流れから「 クラウドワークス 」の利用者も増えており、数年後はライバルも実力をつけているだろう。
数年後に始めようと思っても、今より辛い状況が待っているのは確かだ。
「稼げる」フリーランスになるには、経験・実績と積んで信頼関係を得ることが大事である。
今行動し、経験を積んでいけば、数年後はライバルにも負けない経験・実績を積んでいることだろう。
数年後に、実力のある「稼げる」フリーランスエンジニアとして、あなたが活躍することを願っている。
(参考)記事内で紹介したサービス |
>>侍エンジニア塾 ・有料プログラミング(Web系)スクール ・フリーランス育成に力を入れている。 ※会社に就職せずに、フリーランスを目指す場合に最適 |
>>クラウドワークス ・仕事の仲介サービス(登録無料) ・フリーランスが仕事を受注するために利用される |
>>GEEK JOB スピード転職コース ・無料プログラミング(Web系)スクール ・就職先を紹介してくれる。 |
>>TechAcademy(テックアカデミー) ・有料のオンラインプログラミングスクール ・就職先を紹介してくれる |
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