コンピューターのプログラムはハードを制御するものから、事務処理係、インターネット係、ゲーム系など幅広い。それぞれに知識と技術が要求される。
実際には一人でいくつも担当することもあるだろうが、まずは系統別に仕事内容や適性を見極めたほうがよいだろう。人には少なからず適性というものがあるからだ。
今回は、系統別仕事内容や必要適性などを紹介していく。
また、未経験者の方に有効な民間サービスを、以下の記事で詳しく紹介しているので就職活動の際に参考にして頂きたい。
目次
Web系プログラマー
インターネットのショッピングサイトでのカートの処理や、Web上でデータベースとの連携システムを構築するなど、主にWeb上で動作するプログラムを作成することが仕事になる。
裏方のようなイメージがあるが、もちろん重要な仕事である。今やインターネット上のユーザー数は計り知れない。Web系のプログラマーは今後も重要になる。
Web系プログラマーの適性
どんなプログラムであれ、基本は同じなので、システム開発に興味と意欲が必要である。加えてWebプログラマーには、不特定多数のユーザー向けに、誰でもが使いやすいシステム設計・構築が要求される。
また、システムによっては、PHP、Java、Ruby、など複数のプログラミング言語を使い分ける能力も必要だ。総じて柔軟な発想力と適応力が必要ということになるが、なんでも意欲的に取り組む姿勢が最も大切である。
未経験者がwebプログラマーになる方法【PG転職プロが解説】
web系のプログラマーは、プログラマーの中でも未経験者が比較的転職しやすい職種だ。 webは今後も発展していくことは間違いない。今プログラマーに転職を考えるなら、webプログラマーはオススメである。 ...
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汎用系プログラマー
大型汎用機(メインフレーム)向けにプログラムを作成するプログラマーである。
メインフレームとは企業の基幹業務をこなすためのコンピューターで、例えば、銀行の金融システム、企業の基幹システムなどで使われている。
使用しているプログラミング言語はCOBOLやPL/1といった事務処理向けの言語が多い。あるいはメーカーの独自言語もある。
企業向けに独自に開発されたシステムとなるので、開発には処理の高速性などが重視され、他のシステムとは互換性はない。以前に作られたシステムの再構築なども多いのが特長である。
汎用系プログラマーの適性
主に発注先の企業の業務内容に特化したシステムだけに、企業の業務内容に精通していることが求められる。
他のプログラマーに比べると変化が少ない面もあるが、システムの再構築や急な仕様変更など、柔軟な対応力も必要だ。汎用系プログラマーはシステム開発の黎明期から存在し、企業の基幹業務を担う責任の大きな仕事と言える。仕事に責任感をもち、誠実に取り組む姿勢が望ましい。
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オープン系プログラマー
オープン系プログラマーとはLinuxやWindowsなど一般的なオペレーティングシステム上で動くソフトウェアを開発するプログラマーのことを指す。
言語も、C、C++、Javaなど、これもよく使われている言語で作成することが多い。また、クライアント・サーバーシステムでネットワークを構築することになる。
独自のシステム構築が要求される汎用系と比べると、一般的に広く使われているOSや言語を使っての構築になるので、メーカーやハードに依存しないシステム構築が可能となる。反面、インターネット接続時のサーバー攻撃やウィルス感染の標的になりやすいので、十分な対策が必要である。
オープン系プログラマーの適性
一般的にオープン系のプログラマーにはオールマイティーな能力が要求される。そういう意味では、柔軟な対応力が必要だ。
OS、サーバー、言語、データベースとそれぞれ数種類の知識と技能があることが望ましい。
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組み込み系プログラマー
組み込み系プログラマーの仕事は、家電製品や自動車などにマイコンチップとして埋め込まれている制御プログラムを書くことだ。
例えば、炊飯器、エアコン、電子レンジ等、マイコン制御の家電製品はたくさんある。使用する言語はハード制御ができるという意味ではアセンブラが中心だが、C、C++、Javaも少なくない。組み込み系が他のプログラムと違うところは、開発はWindows などで行うが、デバックがWindowsなどの開発環境でできないところだ。
組み込み機器の演算結果を開発環境に読み込んでのテスト・デバックになり、組み込み機器と開発環境を接続するクロス環境が必要になる。
組み込み系プログラマーの適性
開発には正確性が求められる。一旦製品化されると不具合があっても、パソコンのアプリのように修正というわけにはいかないからだ。
また、ハードの知識も開発には必要になってくる。マニアックな部分もあるが、集中力と忍耐力も要求される。だが、組み込み系は需要も多く、今後も期待できる分野だ。集中して研究したい人向けと言える。
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プログラマーの種類についてのまとめ
プログラマーは扱う分野によって、開発するシステムも様々だが、基本は同じである。周囲と積極的にコミュニケーションを取りながら、意欲的に仕事こなすことができれば、仕上がりも早くなる。
また、ユーザー側に立って使いやすさを考えることも大切である。使命感を持てばやりがいも出てくるものである。
就職に有利なプログラミング言語を講師が紹介|未経験からのプログラマー転職
水瀬当記事は、プログラミング講師が執筆しています。 私はプログラマー転職の講師をしているので、なるべく「就職に有利な」プログラミング言語を紹介するように努めている。 いくら難しい言語をマスターしても、 ...
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