初めてPythonを勉強する人に「独学でも大丈夫?」というのは、良く聞かれる質問だ。
Pythonはプログラミング言語の中では、取り組みやすい言語ではある。
何かしらプログラミング言語をかじった事がある人は、独学でも問題無くマスターできるだろう。
初心者であれば時間はかかってしまうが、独学も可能ではある。
ただし、「片手間の趣味ではなく、今後本格的に学んで行きたい」のであれば、やはりスクールで学ぶ方が遥かに効率的だ。
この記事では、初心者にもおすすめの入門書を紹介するので、独学でPythonをマスターしたいと言う人の役に立つはずだ。
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目次
Pythonは独学でマスターできる?
冒頭で紹介したように、プログラミング初心者であっても、入門書を使っての独学は可能である。
入門書なので当たり前のことだが、プログラミング初心者が理解できるように専門用語などを分かりやすく解説しているものが多いので、その点は心配しなくていいだろう。
大事なことは、入門書に頼り好きないことだ、中には書籍を買ったことで満足してしまい、その後の勉強が捗っていないという人もいるようだが、それではせっかくの入門書も意味がない。
入門書といえどもプログラミング学習書は数千円するものがほとんどだ。出費した分、いやそれ以上に学んでやろうといった気持ちが大切である。何でもそうだが、「やる気」、「モチベーション」が必要なのだ。
そうなると、モチベーションを上げるためにどうすればよいかという問題があるが、素直にプログラミングできる自分を想像してみることが、一番分かりやすいモチベーションアップ方法だろう。
できる自分をイメージしながら学習することで、以外に自身を持って学習できるはずだ。
Python初心者向けの入門書 3選
ここからは数あるPythonの学習書籍の中でも、おすすめの入門書を3冊紹介していく。
入門書選びの参考にして頂きたい。
王道の一冊:入門 Python 3
こんな人におすすめ
- 初めてPythonを学ぶ
- 多くの人に支持されている人気のテキストが良い
- Pythonを仕事で使いたい
- Pythonプログラマーを目指している
- 実践力を身に着けたい
Pythonの入門書として人気の1冊。内容が充実している分、価格も高めである。
実際のPythonプログラマーからも「実力がつく」と、高い評価を受けている。
初心者に留まらず、中・上級者までも対応しているので、迷ったらこの本を選ぶと間違いは無い。
一見、難しそうな表紙に見えるが、チュートリアルやサンプルコードを使いながら解説してあるため、初心者でも段階的に理解できる分かりやすい構成となっている。
もちろん、入門書なので一つ一つの項目を更に詳しく調べようとすると、ネット検索や別の専門書が必要になるだろう。
Pythonでできることを一通り説明してあり、実用性のある書籍としては一番お勧めである。
独学プログラマー Python言語の基書籍から仕事のやり方まで
こんな人におすすめ
- Pythonプログラマーを目指している
- 異業種からプログラマーに転職したい
- 初めてプログラミングを勉強する
こちらもPythonの入門書として最近ベストセラーとなった書籍である。
この書籍の特徴として、Pythonだけを学ぶのでなく、プログラマーとして必要な知識、スキルを身に付けるために書かれた書籍であるということだ。
もちろん入門書として独学前提での書籍なので、初心者には取り組み易い内容となっている。
また、随所に飽きさせない工夫がしてあり、楽しく学ぶことができるようにしてあるのもポイントだ。
プログラミングの初心者向を対象として書かれているので、他の言語を少しでも勉強している人には物足りない部分があるだろう。
これからPythonプログラマーを目指す方には、おススメのテキストだ。
わかるPython[決定版] (Informatics&IDEA)
こんな人におススメ
- 初心者だが、ゴールが簡単すぎる本は嫌
- 機械学習などの理論を知りたい
- 他の言語を勉強したことがある
- 現役のプログラマー
Python入門から応用実践まで、これ1冊で対応している。
初心者~中級者程度までを対象にしているため、長く使える1冊になるだろう。
ディープラーニングなどまで踏み込んでいるが、ライブラリの紹介程度になっているので、実際の環境構築は別にはなる。
しかし、方法理解には役に立つので、持っておいて損のない内容となっている。
お気に入りの1冊を見つけるには
今回紹介してきた書籍以外にもPythonの入門書は多数ある。自分に合う1冊を見つけるためには、前述のように実際に書店で手にとってみることが一番の近道である。
一口に入門書と言っても、全くの初心者対象から、他言語経験者向きまで様々だ。自分がどの程度の入門書を探しているかで、選ぶ書籍も違ってくる。
余裕があれば、複数の書籍を購入して、使いやすいものから学習していくという方法もあるが、まずは1冊を選んで、じっくりと取り組むことで、理解を深めることができると考える。
独学なので、書籍の解説に頼る他ないわけだが、入門書はどれも分かりやすさが生命線なので、そのあたりは心配しなくてもよいだろう。要は「自分の知りたいことが書いてあるか」ではないだろうか。
ただ、あくまでも入門書なので、広く浅くが基本である。一つの項目に対して詳しくは書いていない点には注意しておくべきだ。中にはもう少し深くまで踏み込んでいる書籍もあるが、それでも専門分野の書籍には敵わない。
入門書に多くを望むわけにはいかないが、自分が望む分野を、できるだけ多く網羅した書籍を選ぶようにしよう。
初心者がPythonをマスターするまでに必要な期間
これは1日の学習時間がどのくらい取れるかで変わってくるが、1日3時間程度の学習時間が取れれば、3ヶ月ほどトレーニングすればpythonのコードはほぼ理解できるだろう。
Pythonのコードそのものはシンプルなので、初心者にも覚えやすい特徴がある。後は実際にプログラミングをしてくことで、実力をアップしていけばよいだろう。
また資格取得にチャレンジしてみるのもいい。最初は入門書で学習して、更に資格取得の為のテキストで試験対策をするという手順だ。
Pythonに限らず、プログラミング言語の学習においても最初の取り掛かりが肝心だ。ここでつまずくと後々まで尾を引いて、結局解らなくなってしまいがちだ。
なので、最初は時間がかかっても焦らずに、じっくりと取り組むべきである。
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